神戸、兵庫で設計事務所をお探しなら建築士石までお問い合わせください。

セキデザイン情報ブログ

月別:
2016/05

3.遮熱塗装を施すことのメリットとは

 

新築を建てようと思っている方や、外壁の塗り替えを検討している方で、外壁の塗装の種類に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

外壁塗装の塗料には多くの種類があり、それぞれ性能や耐久性、価格も大きく異なってきます。

そして外壁というものは、定期的なメンテナンスが必要といっても、10年スパンの塗り替えが一般的なので、一度選ぶとなったらしっかりと考えておきたいものですよね。

どうせ塗り替えるなら、高性能のものをというのも最近の外壁塗装の風潮です。
 
そこで今回は、外壁塗装の種類の1つ、遮熱塗装を施すことのメリットについてご紹介します。
 
まず、遮熱塗装というのは、その名の通り、家を熱から守ってくれる塗装です。

そのメカニズムとしては、温度上昇の原因である近赤外線を反射することによって、塗膜の温度上昇を抑制することができる塗料ということなのです。

つまり効果を大きく発揮するのは、温度上昇しやすい金属製の屋根だといえます。
 
 
1つ目のメリットとしてあげられることは、室内温度の低下があげられます。

特に夏場は一般的な家だと、エアコンをつけないと耐えられませんが、この塗装を施すことで、塗るだけで室内の温度を下げることができ、エアコンを使わなくて良かったり、エアコンの使用頻度を下げれたりします。
 
2つ目には、耐用年数が長いことがメリットとしてあげられます。

一般的な塗料の耐用年数が5年から10年で塗り替えと言われているなかで、遮熱塗料は15年から20年の耐用年数があると言われています。

さらに、塗料だけの耐用年数が長いのではなく、外壁が熱くなることを防ぐことができます。

ですので鉄筋の住宅などだと、金属が熱されて膨張することも防ぐことができ、家自身の耐久性も上がることもメリットとなります。
 
そして、3つ目には、環境と家計にやさしいことがあげられます。

一つ目のメリットに挙げたように、室内の温度上昇が防げることで、エアコンを頻繁に使わなくてよくなり、環境に優しいのです。

そしてその結果、大幅な電気代の節約が可能となり、家計にも優しいものであるといえるでしょう。

2つ目に挙げた耐久年数が長いことも、長期間メンテナンスをしなくて良いことに繋がり、結果的に費用が抑えられるということなのです。
 
 
 
このように遮熱塗装は塗るだけで、エコにもなり、光熱費も抑えられるというメリットがある塗装です。

夏の暑さを少しでも改善したいという方は、一度検討してみてはいかがでしょうか。
 
 
http://sekidesign.com/

2.リフォームに似た言葉の違いとは

 

家をより良いものにするための工事の事をリフォームという言葉を使って表現することが一般的ですが、最近では、リフォームだけでなく、リノベーション、コンバージョン、などの言葉も良く使われるようになっています。

これらの言葉の違い、お分かりでしょうか。

意味が全く違うということではありませんが、ある程度違いを知っておくことで、業者との認識の食い違いもなくなります。
 
今回は、リフォームに似た言葉の違いについてご紹介します。
 
 
まず、そもそもリフォームという言葉の意味についてですが、
リフォームは、古くなった部分を新品状態に戻すことをいいます。

例えば、雨漏りの部分を修理したり、壊れた扉を修理したりすることをリフォームといいます。

つまり、見栄えや使い勝手なども含めて、あくまでも元の状態に古くなった状態から戻すという意味しか含まれていないのです。
 
 
一方、リノベーションとは、住宅の基本構造や性能、さらには用途までも変えたり向上させたりする意味を持ちます。

工事に間取りを大胆に変化させたりするものが含まれていたり、断熱性能を大幅に上げたり、外装や内装のデザインを大きく変化させることがこれに当てはまります。

リフォームとの違いで説明すると、リフォームは現状のイメージのまま工事を進める感じで、リノベーションは自分が望む空間に近づけるために大きく工事を行う感じということです。
 
 
また、コンバージョンというのは、工事する場所の使い方を完全に変えてしまうということです。

例を挙げると、物置として使っていた建物を飲食店などのお店に変えるというのが、コンバージョンです。

使っていない寮や宿泊施設を介護施設などに変えるのも、コンバージョンと言えるでしょう。
 
 
そして、建て替えという言葉も、リフォームの意味で使っている人がいるのではないでしょうか。

建て替えは、リフォームやリノベーション、コンバージョンと大きく異なり、家全体を解体してから新しく住宅やビルなどを建てることを言います。

リフォームなどは、元の建物の基礎となる大部分を残しておくので、この大部分を残すという観点で大きな違いが見られます。

確かに、大がかりなリノベーションなどであれば、ほとんど建物を解体しているように見えますが、更地にしていない限りは、建て替えと言わないので、この違いを知っておきましょう。
 
 
リフォームに似た言葉の違い、お分かりいただけたでしょうか。

自分がしたいリフォームは、リノベーションなのか、コンバージョンなのか、完全に家を変えてしまう建て替えなのかを認識して、業者に相談しましょう。
 
 
 
http://sekidesign.com/

1.2重窓のメリットとは 

 

最近は地球温暖化の問題が深刻化して、冬でも暖かい日が多くなったものですよね。

しかし、寒い地域の冬は温暖化といってもグッと冷え込む日が多いです。

断熱材などを壁に入れ込むリフォームも寒い地域ではよくありますが、やはり断熱材を入れるリフォームを家全体にするとなったら、かなりの予算も必要になってしまいます。

やはり、家計的にも部分的な断熱リフォームで、効果的に部屋を寒さから守りたいと思っている方も多くいると思います。
 
そこで、今回は、比較的簡単に行うことができる、2重窓のメリットについてご紹介します。
 
 
まず、2重窓にすることによって得られるメリットとして、窓に対策を施すことで、熱が大量に逃げて行ってしまうことを防ぐことが一番にあげられます。

窓から逃げる熱というのは、意外と大きいもので、家全体の放出熱のうちの40パーセントを占めるとも言われています。

もちろん、窓を開けたときに放出される熱もありますが、窓を閉めているときでも外気にガラス一枚で触れる窓では、そこから熱がどんどん奪われていくのです。
 
 
また、2重窓にすると、窓ガラスの結露を減らす効果もあります。

冬場、一枚ガラスの窓で、びちょびちょに窓ガラスが結露している現象は良くみられるのではないでしょうか。

結露がひどいと、カーテンなども濡れてカビなどが生えてしまうことがありますし、なにより、結露水に毎日さらされてしまうことで、窓サッシなどの耐久性にも影響してしまいます。

2重窓にすることで、室内と外の温度差の間に2重の層ができるので、窓自体の温度差が減ることにつながり、結露を減らすことができるということなのです。

窓と窓の間に乾燥材などを入れると、完全に結露がなくなるという方法もあるので、2重窓にする際は参考にしてみてください。
 
 
さらに、メリットとしてあげられるのが、防音効果です。

住宅の密集地域では、プライバシーの問題などから、音の問題が気になりますよね。

特に近くに電車が通っていたり、高速道路があり、騒音が気になるという方も少なくないのでしょうか。

2重窓は思っているより、防音性があり、ほとんど外の音が聞こえなくなります。

音でお悩みの方にも2重窓はおすすめです。
 
 
このように、2重窓で断熱の対策をすることで、部屋自体が温まりやすくなり、ストーブやエアコンの使用頻度も抑えられます。

冬場だけでなく、夏場も涼しい空気が逃げ出さないので、一年中、電気代などが安くすむということなのです。

防音防犯効果もある2重窓、一度検討してみてはいかがでしょうか。
 
 
http://sekidesign.com/

6.間接照明のメリットとは

 

照明の種類で間接照明を知っていますか?

欧米などでは浸透しているもので、最近ではインテリアの一つとしても活用されていることが多いです。
ポイントさえ押さえておけば、照明を上手に使うことができ、光の空間を操ることができるでしょう。
今回は、そんな間接照明のメリットについてご紹介したいと思います。
 
 
まず、間接照明というのは、一般的なライトと違い、光を直接部屋に当てるものではなく、壁や天井などに反射させてその周りを照らすものです。
これにより、直接照明のように部屋全体を照らすものではなく、あくまでも補助的な照明となるのです。
つまり、直接照明は生活に欠かせないあかりで、作業効率を上げる効果がありますが、間接照明は柔らかい光を部屋にともす役割があります。
 
 
間接照明の一番のメリットとしては、柔らかい光をともすことによるリラックス効果が得られることです。
間接照明のあるおしゃれなレストランなどで、なんとも心地よい雰囲気を味わえたという経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。
このリラックス効果は集中力を高めたり、快眠効果もあると言われています。
 
また、間接照明を使うことで、視線を誘導するという効果があります。
人間の目は、暗い所より明るいところに目線を配るという特徴があります。例えば、観葉植物や美術品などに照明を当てることで、視線をその場所に向けることができ、お気に入りの小物を強調できることになるのです。
逆に、あまり見られたくないところを暗くしておくというのも一つの照明を操るコツです。
来客が来たときにもこの効果を使うことで、部屋が一層おしゃれに、きれいに見えるようになるでしょう。
 
そして、もう一つのメリットとして、部屋を広く感じさせる効果が出るというものがあります。
間接照明で部屋に影を作ることで、殺風景な部屋でも空間にメリハリができ、壁や天井を照らすことで立体感のある部屋になります。
特に壁と家具の隙間を照らすと奥行きがあるように感じることができ、天井を高く、部屋に広がりを感じることができます。
例えば、テレビの背面などはどの家庭でも隙間があるものですよね。
ここに間接照明を壁側に向かって照らすと、光が横に広がって見え、奥行きを感じることができます。
他にも、寝室のベッドと床の間に照明が配置できるようなベッドの形だと、その隙間に照明を置くこともできます。
 
 
間接照明を部屋に上手に取り入れるコツはメリハリというものです。
暗くなりすぎたり、明るくなりすぎたりと失敗しないためにまずは身近にあるデスクランプなどでイメージしてみるのも良いのでしょう。
 
 
http://sekidesign.com/

 

LED照明の活用法

5.LED照明の活用法

LEDライトというのは、部屋を明るく照らし、電球も長持ちするだけでなく、今やインテリアや部屋のデザインの一つにも使われています。
節電という言葉が浸透している現代ではなくてはならないもので、明るく安全なLEDライトは防災にも役立つというのは魅力の一つでしょう。
点灯した後すぐに明るくなる即時性も利点としてあげることができ、明るい光は紫外線を出さないので、虫が寄り付かないという特徴もあります。
そんなLED照明を上手に活用して、快適な家を作る方法をご紹介します。
 
 
まず、リビングの照明は上品で幅広く対応できるあかりを用いましょう。
例えば、夕食前の早い時間は白い光、夕食後のくつろぎの時間はオレンジの光で過ごすと体も休まりやすくなるでしょう。
さらには、暑くなる季節にライトの色をオレンジから白にすることで、体感温度が1、2度変わることもわかっています。

つまり、光を調節することは、人間の体に密につながっていて、普段の生活をする中で大変重要な役割を担っているということも言えるのです。
食事やリラックスの時間、娯楽の時間などさまざまな時に人があつまるリビングだからこそ、一つの種類の色だけを発するライトではなく、ライトの明るさ、色が調節できるようなものを選ぶと良いでしょう。
 
 
また、玄関など足元が暗くて危ない場所や、普段は暗くても人が通り、明るくライトをともしたいような場所には、センサーライトを置くのがお勧めです。
センサーで人を感知すると点灯するライトは、普段は光らないので省エネですし、ライトの場所がわからなかったり、少し足元を照らしたいといった場合にも便利なものです。
 
 
そして、寝室にはソフトな間接照明を置き、くつろぎの空間を演出するのが良いでしょう。
色温度の高い光は覚醒作用があり、寝室照明としては適していません。
リビングに使うような白い光はさけ、目にも優しく、落ち着いた空間となる電球の色や暖かい色の光がおすすめされます。
ダウンライトを使用する場合は、目に直接光が入らないよう、配置も意識して設置するようにしましょう。
 
光の高さや色は生活するうえで、重要なポイントとなります。
照明の位置が低くなるにつれて、光は全体を照らすものから身近なものを照らすものになります。これにより、天井の照明などの高い位置の照明は活動的、スタンドなどの低い位置の照明はやすらぎと落ち着きを感じさせることになります。

このメカニズムも知ったうえで、自分の家の各場所にあった照明を選んで、心地よい家を作るためにLEDを活用しましょう。
 
 
 
http://sekidesign.com/

 

7.住宅を建てる、買う時の災害対策のポイントとは

地震大国の日本。

地震だけでなく、竜巻や火災など自然災害は予期せずして起こり、大きな被害をもたらします。

家で生活しているときにこのような災害にあってしまい、家が倒壊してしまったりすると大変危険な状態になってしまうでしょう。特に就寝しているときなど家では無防備な状態で過ごすことが多いものです。
リラックスして過ごせる家だからこそ、安心して住める場所にするべきでしょう。
今回は、どういったポイントを押さえておくと災害に強い家を建てることができるのかをご紹介します。

 
まず、地震に強い家のチェックポイントとしては、1981年以前に建てられた家かどうかということが最も重要なポイントとなります。
この年に地震に対しての建築基準法が大幅に変わったので、この年以前に建てられた建物は耐震構造となっていない可能性があるので注意が必要です。
耐震構造のポイントとしては、でこぼこの多い複雑な建物になっていないか、一階リビングの窓や壁が大きく開放されていないか、建物の重心と剛心が離れていないかなどです。
最近ではどの設計者でも耐震構造についてしっかり検討しているので、気になることは説明を受けるのが良いでしょう。
 
次に、火災を防ぐための対策を火災の原因から紐解きます。
日本は地震だけでなく、実は火災も多い国なのです。日本のどこかで毎日70件を超える建物火災は発生していて、その出火原因の多くは意外にも放火なのです。
つまり、フェンスなどは燃えにくい材質を選び、外側の場所には燃えやすいものは長期間放置しないことが大切なのです。
また、火の気はなくても、電子機器の過度の使用から、過電流が流れ、発火することもありますし、電気コードの内部の電線が家具などの下敷きになり、切れて発熱し、火災の原因となってしまう場合もあります。
コンセントの位置や数などの電気計画もどこにどれくらい使うかなど、しっかり用途や台数を踏まえて設計することが大切です。
 
そして、竜巻や風などによる災害を防ぐ建築のポイントを押さえておきましょう。
地震や火災より、普段の生活に縁のないものと思いがちな竜巻や風ですが、実は案外身近な災害の一つなのです。
さらに、被害にあうと、場合によっては屋根だけが吹き飛ばされるのではなく、基礎の底辺が地盤から根こそぎ吹き飛ばされるという場合もあります。
なぜここまで被害が大きくなることがあるのかというと、一般的な耐力の考え方は家の重さに耐える垂直荷重と地震などに耐える水平荷重だけの検討だからなのです。
風圧力に強い家を作るには、屋根に飛散防止のあおり止め金具を付けたり、垂木のサイズを大きくしたりすることが良いと言えるでしょう。
 
 
災害に強い家を作って、自分の家を災害から守り、家族の安全を守りましょう。
 
 
http://sekidesign.com/

 

4.掃除がしやすい住まいの特徴とは

 

快適で暮らしやすい住まいをつくるためには、間取りはもちろん、通風・採光、断熱性や省エネルギー、ユニバーサルデザインなど、多くのことを検討する必要があります。その中でも、お手入れや掃除のしやすさは、日々の暮らしの快適さにも大きな影響を与えるポイントのひとつでしょう。

お手入れや掃除のしやすさは、間取りプランも関係しますが、取り入れる設備や建材によっても大きく左右されるものです。
ここでは、窓や扉、床などから水まわりまで、掃除のしやすさに影響するアイテム、それら商品の最新傾向などをまとめました。

1.窓
まず、窓掃除のしやすさはどう決まるかです。窓掃除がしやすいかどうかは、その配置が大きく影響します。例えば、おしゃれなイメージや採光機能や通風機能のために設けられた高窓などは手が届かなかったりすることから掃除がしづらいこともあるので注意が必要となります。
 
2.扉
扉によっても掃除のしやすさは変わってきます。
引き戸は開き戸のように開閉スペースが必要ないので、限られたスペースでも広い場所を確保することができます。
広い場所を確保することができれば、扉も邪魔にならず、掃除もしやすいと考えられます。
特に、床面にレールのない上吊タイプの扉であれば、ごみもたまりにくく、掃除機なども引っかからず、掃除がしやすいということが言えます。
 
3.キッチン
キッチンの掃除は掃除の中でも一番大変な部類に入るのではないでしょうか。
少し放置してしまうと油汚れなどがすぐ溜まってしまいます。
掃除を楽にするためにはいくつかのキッチン用具に注意をすることが大切です。
まず、換気扇は、分解がしやすく、掃除が簡単にできるような作りのものを選びましょう。そもそも汚れが溜まらないように特殊加工されたものを選ぶのもよいでしょう。
さらに、シンクも同様に、表面加工によって汚れにくく掃除しやすタイプも増えています。排水溝のぬめりは触りたくないという方はこのような特殊な加工がされているものを選ぶことが毎日きれいに保てるポイントではないでしょうか。
 
4.お風呂
お風呂で気になるのはやはり湿気などからくるカビなどの汚れです。
湿気というのは、特殊な加工を施したものでなければなかなか防げないものでもあるので、早く乾くの床材や水が残りにくい加工がされているものを選ぶのがよいでしょう。
また、パッキンにはどうしてもカビが生えやすいので、そもそもパッキンを無くしてしまうようなデザインもあります。
今ある新しい技術を上手に使っておそうじを楽にすることも大切です。
 
 
住まいは、建てて終わりではありません。掃除を毎日してきれいに保つことで、住まいの快適さも保たれます。
汚れにくくお手入れしやすい工夫のあるものの手助けもかり、住まいの心地よさを保ちましょう。
 
 
 
http://sekidesign.com/

 

8.子どもと高齢者を守る家とは

自宅は安心して安全に過ごせる場所と思いがちですが、実は家庭内事故というのは、思いのほか多く起きています。

年によっては、子どもや高齢者の家庭における不慮の事故が交通事故の死亡件数より上回ることもあるのです。

このことからも、家の中で過ごす時間が多い子供やお年寄りが安全に過ごせるような配慮が必要と言えます。

事故はどこで起きやすいのか注意すべき箇所を順に紹介していきたいと思います。

 

 

まず、家庭内で最も事故が起きやすいのは、階段です。

事故になってしまう一番大きな原因は転落、転倒でこの2つがほとんどを占めています。

パターンとしては、スリッパをはいていて滑ったり、ズボンやスカートのすそでつまずく、階段の手すりが折れてしまったりというような場合があります。

これらの事故を解決するには、階段には手すりをつけることで、その手すりに体重をかけてもぐらつかないように頑丈につけてあることということがあげられます。

また、滑るのを防止するために階段には滑りにくい素材を用いていることが大切です。

特に、小さいお子さんがいる家庭では、子どもが遊んで上ってしまわないよう階段に柵を付けることも一つの予防策となるでしょう。

 

次に、事故が多い場所は、浴室です。

浴室で起こる事故は重傷なものになってしまったり、死亡事故につながることも多いので、大変危険な場所とも言えるでしょう。

どのような時に事故が起こりやすいかというと、足が滑って転んでしまったり、浴槽に転落してしまったり、蛇口に頭をぶつけて打撲してしまったりということがあります。

幼児が浴槽へ落下してしまうことを防ぐには、浴槽のふちの高さが一定以上あると良いと言われています。

高齢者は、前述した外傷だけでなく、急激な温度差によるヒートショックが原因で入浴中に溺れてしまったり、心不全を起こしてしまったりすることも多くあるので、

のぼせてしまうまで入らないことや、事前に体を温めておくことが重要でしょう。

 

 

また、床や敷居でつまずいたり滑ったりして転んでけがをするということも多くあります。

滑るのは、床が濡れていたり、落ちていた紙などにのって滑ってしまうものが原因としてよくあげられます。

事故の解決策としてあげられるのは、段差の解消と滑らない環境づくりを行うことです。

高齢者は歩くときすり足になりがちで、それによってほんの小さな段差でも躓いていしまう可能性があります。

軽い転倒でも骨折してしまいそこから寝たきりなどという重症化してしまうケースも高齢者には多々あります。

滑らない材質の床にしたり、段差は目に見えるようにしるしをしっかりつけたりと、些細な工夫が住宅に必要となります。

 

 

高齢化が進んでいく社会だからこそ、安全な住宅というのは様々な場面で求められます。

小さなお子さんから高齢者まで、安心して暮らせる住まいづくりを心掛けましょう。

 

 

http://sekidesign.com/