普段の生活をする上で快適に暮らせることはとても重要であり、動線はよく計画をして考えなければいけません。動線がきちんと計画されていないと、家の中を動くことがとても不便になるので、住みやすい住宅を作る上でとても重要なものの一つになります。そのような動線ですが、新築住宅やリフォームでは動線を考え直すチャンスであるので、機会があれば注意して考えてみましょう。
まず、動線を考えるにあたり大切なことは、どのような種類の動線があるのかということです。動線の種類には炊事や掃除などをする際の家事動線、居間やお風呂などへ移動する際の生活動線、そして来客時にお客さんが移動する来客動線があります。このような種類の動線があり、それぞれ意味するものが違うので、その点をきちんと把握しておきましょう。動線の種類による違いを知ることで、動線計画を立てるときにやりやすくなります。
動線計画を立てるときに基本となることが、何本もの動線が交わるのは良くないということです。例えば、普段生活する際に必要な動線が来客のくる場所と交わると面倒だということです。生活動線はいわばプライベートな空間でもあるため、その線とお客さんが移動する線が交わってしまうと、利用しづらくなるものもあります。浴室や洗面所などは、玄関から客間の間には、設置しないようにするなどの計画を立てるようにしましょう。このような点から、来客室は動線の混じらない位置に作るなど工夫が必要になります。
しかし、ここで注意することが、いくら何本もの動線が交わるのは良くないからと言って、不便な造りにしてはいけないということです。動線は快適な生活をする上ではとても重要なものですが、動線に固執してはいけません。動線の配置だけに意識が行ってしまい、不便な位置に部屋などを作らないようにしましょう。動線計画を考える場合は、きちんとした家の設計図をよういしましょう。設計図から動線がどのようになっているのか把握して、そこから動線が最適になるように考えることが重要です。
動線を考える上で、自分だけではうまく計画できているかわからないことがあります。そのような場合には、業者に相談するなどして、客観的な意見をもらうことも大切なことです。新築住宅やリフォームには大きな費用が掛かることになります。それを失敗しないためにも、動線計画をしっかりして快適な家を作っていくことが大切なことになります。