土地探しの心構え
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家を建てるためにまず必要となるのは、その家が建つ土地です。
立地次第で、入居後の生活が大きく左右されます。
後悔しない土地選びをするためにも、慎重に検討していかなければいけません。
特に家族がいるならば、それぞれのライフスタイルがありますから、家主が一方的に決めるのではなく、全員が納得できる形にしなければ不平不満が出てしまいます。
今回は、そんなピンチを避けるために、土地探しの心構えについてご紹介します。
最初にやっておくべきことは、家族それぞれの希望条件を書き出すことです。
例えば父親は通勤に便利なように駅に近い場所が良い、母親は買い物施設が近くある方が良い、子供は遊べる場所が近く欲しい、と言った具合です。
それぞれの希望条件を突き合わせていけば、おおよそどこのような土地が良いのかということが見えてきます。
もちろん、その希望条件がお互いにぶつかりあうことだって考えられます。
父親が自然の中で暮らしたいと望んでも、他の家族は不便なところで住みたくない、と言うかもしれないからです。
そうなったときには、どちらの希望も合わせるのは難しいので、よく話し合って結論を出すようにしましょう。
時間はかかるとしても、家族がバラバラになることは防がなければいけません。
そのような作業をして家族全員の意見があわさったとしても、問題になるのは「本当に希望条件にあった土地があるのか」、ということです。
希望条件のうち、ひとつ、ふたつ条件に合わない土地が見つけたとして、それで我慢するのか、それとも条件に合わないから候補から外すのか、ということを考えなければいけません。
優先順位をつけて、絶対にゆずれない条件を3つ程度に絞ることで、ある程度の柔軟性をもたせることが出来、譲れない条件は守りつつも、ある程度は妥協をした土地を購入すれば、土地探しを早く終わらせる事ができます。
それでも、賃貸物件を探すのとは違い、数週間や1〜2ヶ月の話で済むことはありません。
数ヶ月、1年、あるいはそれ以上の時間を要することも珍しくないからです。
いい土地は常に売りに出されているとは限らず、ましてや希望条件をつけているのであれば、条件にマッチしている土地はもっと少なくなります。
長期戦を覚悟して、常に冷静な判断をすることを心がけましょう。
一番駄目なのは焦って、ゆずれない条件すら妥協して、土地を購入してしまうことです。
そのような土地に家を建ててしまうと、「なぜあの時購入してしまったのだろう」と、後悔することは間違いありません。
焦らずゆっくりと、時間をかけて話し合って、後悔しない土地探しをしましょう。