これから注文住宅やデザイン住宅をお考えの方で、素材の選定で悩んでいることはありませんか。
せっかくだからリラックスできる空間を演出したいという方におススメな自然素材について、本記事では解説していきます。
□そもそも自然素材って何?
自然素材の家という言葉に明確な定義はなく、仕上げの際に自然の素材がふんだんに用いられた住宅のことを指しています。
素材の一例をあげるとすれば、無垢材などの木材、石材や紙材などの天然由来のものが挙げられます。
日本のみならず、海外においても、漆を用いて仕上げられた住宅などは自然素材の家といえるでしょう。
□自然素材を用いるメリットは?
自然素材は見た目や機能面においても、様々なメリットがあります。
人工材によって仕上げられたものと違い、自然界に存在するものが使用されているため、見た目やさわり心地の面において深みがあり、柔らかな印象を与える頃ができます。
また天然ゆえに、同じ素材をとっても、素材の一つ一つに模様や質感などの個体差がみられ、それぞれ異なった風合いを楽しむことができるというのも特徴です。
自然素材の機能面の利点の一つに、断熱作用や調質作用があります。
床材を例にとってみると、自然素材である無垢材を使用した場合、人工材である合板フローリング材を使用した場合と比較して、季節に応じた温度に調整してくれるというメリットがあります。
これは木材の熱伝導性の低さに由来する性質なのですが、吸湿性においても、木材は大気中の水分を内部に吸収するという性質を持っています。この夏場の湿度の高い季節には水分を吸い取り、逆に冬の乾燥した季節は内包した水分を大気中に放出するという性質を利用することで、室温や湿度調整にかかる費用を節約できるのは嬉しいポイントですよね。
□デメリットはあるの?
上述の吸湿作用の裏返しで、水分を吸収するということは、当然木材の湿度の含有量が変動するということです。
湿気を吸い込みすぎると膨張し、放出しすぎると逆に縮む恐れがあります。
汚れや水分、細かなキズなどにも、人工材ほど強くはありません。
また、水分などを放置しすぎるとカビやシロアリなどの被害を受ける可能性もあります。
メンテナンスは怠らないようにするのが重要です。
□まとめ
今回は注文住宅における自然素材のメリットについて解説しました。
自然素材には様々なメリットがあります。
今回の記事が、住宅リフォームなどで素材に悩んでいる方の参考になれば幸いです。