みなさんは、リフォームとリノベーションの違いを知っていますか。
説明してみて、と言われたら、困ってしまう人もいるのではないでしょうか。
どちらも古くなった家を新しくすることですが、二つの言葉が存在する以上、違いはあります。
そこで今回は、リフォームとリノベーションの違いについてお話していきましょう。
・リフォームとは
一般に、古くなった建物を新築の状態に戻すことです。
古くなって、汚れてしまったものや、壊れてしまっている箇所を修理することを言います。
英語の”reform”は「改善する」、という意味があり、マイナス状態をもとの状態に戻す意味合いです。
例えば、汚れた壁紙を取り替えたり、キッチンやトイレなどの水回りをきれいにすることがあげられます。
・リノベーションとは
大規模な工事を行い、新築の時よりもさらに、性能や価値を高めることです。
英語の”renovation”は「革新、刷新」という意味をもっており、新しく新機能を追加する意味合いがあります。
例えば、昔ながらの小分けにされた個室を、使いやすいように、壁を取り払って一つの部屋にすることです。
古い家をただきれいにするだけではなく、そこに住んでいる人たちが、今の暮らしに合わせて、創り直すことをリノベーションというのですね。
リフォームとリノベーションの違いを述べたところで、次に費用面での違いについて述べたいと思います。
今回は比較がしやすいように、それぞれフルリフォーム、フルリノベーションしたとしましょう。
ここで、建物の間取りをそのままにフルリフォームをすると、完全に立て替えた場合の費用に比べ約50%の値段でフルリフォームをすることができます。
一方で、間取りなどを変更し、フルリノベーションした場合、立て替えた場合に比べ、約70%の値段がかかるのです。
どちらも立て替えるよりは安いですが、フルリフォームのほうがより安くできるとえるでしょう。
いかがでしたか。
リフォームは、壊れたり古くなったものを、元の状態に戻すことで、リノベーションは、新築の状態よりもさらに住みやすくなるために、間取りを変更したり、新機能をつけることだということでしたね。
また、大幅な変更をする分、リノベーションのほうが、費用がかかることもわかっていただけたと思います。
しかし、これだけでは、リフォームとリノベーションのどちらをしたほうがよいかわからないですよね。
次回以降はそれぞれのメリット、デメリットについてお話していきましょう!